豊島区民社会福祉協議会会長の寺田晃弘と申します。
豊島区民社協は、地域福祉の推進を図ることを目的とし、子どもから高齢者、障害のある人もない人も誰もが安心して暮らせる「福祉のまち」を実現するために様々な事業を行っています。
活動の内容は、時代や世相、社会状況などにより大きく変遷してきましたが、昨年から今年上半期に関しては、新型コロナウイルス感染症の広がりによる影響が大きく、地域住民等による福祉・ボランティア活動の休止や延期、自粛が求められ、本社協においても、ウィズコロナを踏まえ、アフターコロナを見据えた「新たな視点での地域づくり」に取り組んでいく必要があります。
そうした中、従来から展開してきた在宅福祉サービス・ボランティア・市民活動の推進、権利擁護等に加え、令和3年2月から区の委託を受け人生の最期まで自分らしく、豊かに生きるための準備として、元気なうちに医療・介護・権利擁護・死後事務・社会参加など多岐にわたる相談に対応し、その人らしい生活を送れるよう「終活」に関する総合的な支援に取組んでいます。
豊島区が推進している SDGs の理念である「誰一人取り残さない」社会の実現を目指し、地域主体で行動し、経済・社会・環境の好循環が生まれる持続可能なまちづくりを本社協としてもこれまで以上に推進して参ります。
区民の皆様のさらなるご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。
令和3年11月
豊島区民社会福祉協議会 会長 寺田 晃弘